Kibiが仕入れ契約をしているBORDERLESS FARM様では、ミャンマーの小規模農家さんと農薬を使わずに、地球に優しい方法でハーブやスパイスを栽培されています。
ミャンマーのことを色々と伺う中で、ある農家さんのお話を教えてもらいました。
リンレイ村の農家さんのお話

リンレイ村では、昔から「タナぺ」と呼ばれる葉巻タバコの栽培をしていました。
標高が高く、山間で十分な水もない場所だったためタナぺぐらいしか育てられなかったのです。
タナぺ栽培の厳しい状況
タナぺは乾燥させてから出荷するのですが、乾燥させるためには薪を使用します。
薪を作るために長年伐採し続けたため、ついに周辺には木がなくなってしまい購入せざるを得なくなってしまいました。
さらに、タナぺに虫がつかないように使用する農薬も値段が毎年上がり続けました。
栽培コストはどんどん上がる一方で、売れる値段は毎年バラバラなので赤字になる年もあります。
他に売れる作物もないので、結局ブローカー(仲買人)に借金をしながらタナぺ栽培を続けるか、出稼ぎに行くしか選択肢はなかったのです。
そんな生活を続けていたため借金は膨れ上がり、「いつかこの村で暮らせなくなるかもしれない…」という不安を毎日抱えていたそうです。
BORDERLESS FARM様との出会い
私たちの生活が便利で安いものが手に入るようになった反面、生産者や地球環境への負担が集中してきていることを改善するべく立ち上がったBORDERLESS FARM様は、ミャンマーの農家さんの生活を支えるべく「ハーブ栽培」のお話をもちかけられました。
お話を聞いた農家さんはハーブ栽培の経験もなく、挑戦するにはかなりの勇気が必要でした。
しかし、タナぺ栽培を続けていても借金を返せるあてがないばかりか、土地を売って返済にあてるしかなくなるのは目に見えていたので、思い切ってハーブ栽培に切り替えることを決意されました。
「化学肥料や農薬を一切使わずに栽培する」という条件に、最初は不安を感じますが有機肥料の作り方を教わり、畑がどんどん元気になっていくのが分かるようになるとわくわくしてきたそうです♪
ハーブ栽培をはじめて5年が経った農家さんは、どうなったのでしょうか、、、
今では借金をすることなく、生活ができるようになったそうです!素晴らしいですね!
ケシ畑に出稼ぎに行っていた家族も村に帰ってくることが出来ました。
学校に通うことすらできなかった子どもたちは、学校に通えるようになりました。
なにより、ハーブ栽培を続けていけば家族とずっと村で暮らせる。もう不安を感じなくてもいいんだ。という想いから、家族に笑顔が戻ったといいます。
心や体だけでなく、生産者にも地球にも優しいハーブティーです・*.

なかなか普段知ることのない、生産者や仕入れ契約を結んでいる会社様のご紹介をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
Kibiのハーブティーが作られる背景には、このような感動的なストーリーがありました。
私たちは決して1人では生きていけません。心休まるティータイムを過ごすことで、生産者さんの生活を守ることが出来ます。
ご自身のため、ご家族のために購入したハーブティーが、ご友人のために贈ったギフトが、海を超えた先にいる農家さんの笑顔につながると思うとすごくないですか?
ぜひ、Kibiのハーブティーでエシカルライフを始めてみませんか?
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